ヴァンパッシオン〜VIN PASSION〜
ヴァンパッシオンも安心して使える真っ当なワインを扱うインポーターです。「才能と情熱溢れる 人の手になるワイン」、「各テロワール固有の個性が現れたワイン」という2 大ポリシーを掲げていて、実際、きちんとテロワールを感じさせるワインが多いです。
色々な地域のワインがありますが、特にシャンパーニュのラインナップは素晴らしいです。文句の付けようのないワインばかり。何度かシャンパーニュのみの試飲会に参加させてもらったことがありますが、シャンパーニュだけでも成立するラインナップの多さと味の良さは素晴らしいです。
テロワールを感じにくいシャンパーニュですが、ヴァンパッシオンで扱うシャンパーニュはきちんと地域に根ざしたワインです。グランクリュも良いですし、グランクリュ以外の地域もしっかり個性が出ていて質が高いです。シャンパーニュはグランクリュでもそうじゃないものでも値段がそんなに変わらないのは少し扱いづらい点ですね。きちんと美点を理解して訴求できないと販売が難しいと思います(グランクリュだったら勝手に売れそうですね)
グランクリュの造り手だと、アンボネイのドメーヌ ・エリック・ロデズ、ブジィのドメーヌ・ポール・バラ、ヴェルズネイのドメーヌ・ミッシェル・アルノー・エ・フィス、アイのドメーヌ・ガティノワ、クラマンのドメーヌ・ギィ・ラルマンディエ、アヴィズのドメーヌ・ヴァルニエ・ファニエール、ル・メニル・シュル・オジェのドメーヌ・ギィ・シャルルマーニュなどを揃えています。圧巻のグランクリュ群です。
グランクリュ以外の造り手はリリー・ラ・モンターニュのドメーヌ・ヴィルマール、キュミエールのドメーヌ・ルネ・ジョフロワなどなど。質的にはグランクリュの造り手と同等のレベルだと思います。どの造り手も素晴らしいワインを造っています。
シャンパーニュが非常に印象に残るヴァンパッシオンですが、ブルゴーニュも良いです。
ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエやドメーヌ・アルマン・ルソーなども持っていて惹かれますが、まぁこの辺は値段も高いしあまり関係ないかな。
もう少しお手頃なラインが良いです。サン・トーバンのドメーヌ・ジル・ブートンのプルミエクリュたちが素晴らしい。テロワールの勉強にもなりますし単純に美味しいです。
メルキュレのドメーヌ ロレンゾンも同様です。いくつか持っているプルミエクリュを飲むと、なかなか知る機会のないメルキュレの畑ごとの個性が分かります。
ロワールではドメーヌ ・オー・モワンヌがあります。サヴニエール・ロッシュ・オー・モワンヌの熟成したワインも毎年販売されています(個人的には熟成したロッシュ・オー・モワンヌを飲んで良いと思ったことはないのですが貴重な経験ではある)
アルザスではドメーヌ・ボットゲイルがお気に入りです。スタンダードなお手頃ワインから美味しいですし、グランクリュ(5つくらいある。そんなにグランクリュを持っている造り手はあまりいない)はどれも素晴らしいです。特にシュロスベルグの迫力ある味に惹かれます。
全体を通して見ると繊細でふんわりみたいな感じではなく、骨太で実直な印象を受けます。安定感のあるワインが多いですね。