ルーション〜Roussillon〜

リヴザルトのワインの特徴

リヴザルト

リヴザルト〜Rivesaltes〜

リヴザルトはバニュルスやモーリーと同じくV.D.N.を造る産地です。ルーション地方の広大なエリアで認められていますが、ルーションだけではなく、ラングドックのフィトゥーなどでも名乗ることが出来る面白いアペラシオンです。

認められているのはV.D.N.のみで、赤ワイン、白ワイン、ロゼワインがあります。

リヴザルトの土壌

広大なエリアですので、土壌はシスト、粘板岩、粘土、石灰質など様々です。ルーション 地方は非常に乾燥したエリアで、低収量になるので、広大で比較的安価なワインが沢山あるリヴザルトでも全体的に凝縮度が高いワインになります。

リヴザルトの街自体はペルピニャンの北側にあります。アペラシオンの範囲はほぼルーション地方全域に渡り、バニュルスとコリウールのエリアは範囲外ですが、モーリーやコート・デュ・ルーション・ヴィラージュのデノミナシオンのエリアの多くもアペラシオン内に含みます。先に少しだけ述べたフィトゥー・モンターニュのカスカテル・デ・コルビエール村やフィトゥー・マリティムのフィトゥー村もリヴザルトを造ることが可能です。

それぞれのアペラシオンを考えると土壌がわかりますので味わいも把握しやすいと思います。例えばカスカテルの方だとシストで伸びやかですし、レ・ザスプルなどペルピニャンの内陸の方だと粘土が強く重ためです。

リヴザルトの品種とタイプ

タイプとしては、アンブレ、グルナ、テュイレ、ロゼがあり、グルナのみグルナッシュ100%で、他の3つはグルナッシュブラン、グルナッシュグリ、グルナッシュ、マカブー、トゥルバが主体で、補助品種としてミュスカ・ブラン・ア・プティ・グランとミュスカ・ダレクサンドリーが認められています。

アンブレとテュイレは酸化熟成です。テュイレには必ずグルナッシュが入ります。バニュルスやモーリー同様、オル・ダージュとランシオの表記が可能です。

ヴィニョーブル・ドム・ブリアルはルーション最大の協同組合です。そのリヴザルト・アンブレ1959。

ルーションと言えばドメーヌ・カーズも忘れてはいけません。かなり大きな生産者ですがビオディナミを行っていて、真っ当なビオディナミワインの味わいなのは素晴らしいことです。リヴザルトはアンブレ、テュイレ、グルナと造っていますが、日本で買えるのはグルナッシュ100%のグルナだけかも知れません。

そしてドメーヌ・カーズは最上級キュヴェのエメ・カーズの熟成したもののクオリティが素晴らしいです。エメ・カーズのセパージュはグルナッシュブラン80%、グルナッシュノワール20%です。ランシオタイプで独特の酸化のニュアンスがありますが、非常に伸びやかで滑らかで明るい性格です(古いワインの多くは暗い)

ミュスカ・ド・リヴザルト〜Muscat de Rivesaltes〜

リヴザルトと同一のエリアで、ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グランとミュスカ・ダレクサンドリーで造られた白のV.D.N.はミュスカ・ド・リヴザルトのアペラシオンを名乗ることが出来ます。

ラングドックの甘口ミュスカの産地同様、新酒はミュスカ・ド・ノエルの表記が可能です。

リヴザルトで紹介したドメーヌ・カーズはミュスカ・ド・リヴザルトの質も当然のように高いです。ミュスカ・ダレクサンドリーとミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン半分づつです。


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