ヴァンドール〜Vin d’or〜
福岡を中心に営業している小さなワインインポーターのVin d’or。
なかなか東京では扱うことが出来ないのですが(ある程度のロットをまとめれば送ってもらえる)、良いワインをいくつも持っています。
東京でも試飲会をやったようで(いくつかのインポーターと共催)、行きたかったのですが無理でした。飲んだことないワインがまだ多いのでチャンスだったのですが‥。
Vin d’orを立ち上げた三好さんはブルゴーニュに長く居た方で、確かルフレーヴのところで働いていたはず。羨ましい限りです。
ブルゴーニュに長くいただけあってブルゴーニュのラインナップは当然のように良いですが、個人的に惹かれたのはアルザスとロワール。
特にアルザスは北部のグランクリュ、アルテンベルグ・ド・ヴォルクスハイムを持っているのは素晴らしい。日本に全然ないですからね。造り手はジョセフ・シャルク。グランクリュから外れた隣接した地域のヴォルクスハイムもあり、グランクリュらしさを考えるきっかけにもなります。
そしてジョセフ・シャルクは真っ当なビオディナミの味わいだから言うことなしです。癖っぽくないです。
ロワールのサヴニエールの畑違いも興味深い。そもそもサヴニエール自体、日本には少なく、クーレ・ド・セランやロッシュ・オー・モワンヌの名前だけが有名になっていますが、そうではないサヴニエールそのものの味を知るのに最適です。
サヴニエールとアンジュの違いを考えるのにも適しています。造り手はフルニエ・ロンシャン。シストのエリアや火山岩のエリアのサヴニエールを比較できます。
現在はVin d’orのワインを東京で仕入れやすくなるのを待っているところです。たまたま見つけたインポーターなのですが、良いインポーターを見つけたなと思っています。