ワインインポーター紹介

アストル〜ワインインポーター紹介〜

アストル〜L’Astre〜

アストルはボルドーワイン専門のインポーターです。沢山のインポーターが日本にはありますが、ボルドー専門はアストルだけではないでしょうか?

ボルドー専門というだけあり、ボルドーワインの知識が豊富な方たちで、ボルドーワインのことでわからないことがあれば、聞けば色々と教えてくれます。

扱っているワインは、よく知られた格付けワインはもちろん、アルティザン・ボルドーというラインで、小さな優良生産者を多く扱っています。

メジャーなエリアだけではなく、ボルドーの隅々を網羅するラインナップは、提供する側としても勉強になりますし、ボルドーの新たな面(というより正しい面)を見せてくれます。

小さなアルティザンの造り手のワインを飲むと、味が強すぎず、ボルドーは優しい味わいの産地だと感じさせます。

例えば、シャトー・ローラン・ラ・ギャルドは、ブライ・コート・ド・ボルドーらしいしっとり感と力強さが両立した良いワインを造っています。上級キュヴェのグランヴァンは、年によってはマルベック主体で、それもユニークですが味わいも真っ当です。カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロの出来上がったイメージに引っ張られてしまうボルドーですが、マルベックを主体とすることでより土地の個性が見えてくる感じがします。ビオディナミですが非常にクリーンで、真っ当な造り手です。

同じような理由でシサック村のシャトー・ドスモンのル・プティ・ヴェルド・デュ・シャトー・ドスモンもプティヴェルド100%ですので、ボルドーのテロワールを探る良い素材です。

シャトー・デュカスはバルサックの造り手ですが、セミヨン100%の貴腐ワインも魅力的ですが(アペラシオンはソーテルヌ)、バルサックのぶどうを使った辛口の白ワインが非常に良いです。お手頃な価格ながら品があり伸びやか(ソーテルヌやバルサックの辛口ワインは他も結構良い)

ボルドーではナチュラルな生産者も増えていますので(ボルドーでナチュラルな栽培は難しいですが)、既存のイメージのボルドーとは随分と違うワインもあります。

でもやりすぎではなく、ボルドーにおけるナチュラルワインのあり方を示しているようにも思います。

ピュイスガン・サン・テミリオンのシャトー・ボーセジュールがそういった造り手の一人です。シャトー・ボーセジュール ・サン・シュルフィテは名前の通り亜硫酸無添加のワインで、既存のどのボルドーとも違ったユニークな味わいですが美味しいです。年によってカベルネフラン100%だったり、メルロだったり、ぶどうの出来でセパージュは変わるようです。

ギリギリを攻めたようなワインで苦手な方もいるとは思いますが、味が崩れすぎたよくあるナチュラルワインとは違った、ボルドーらしさもきちんと感じることが出来るナチュラルワインです。

アストルは、神保町にレピック〜L’EPIQUE〜というワインバーを経営しています。加えてボルドー市にもレクスキ〜L’EXQUIS〜というレストランを経営しているようです。

ボルドーに行った時には知らなかったので、知っていたら伺ってみたかったですね。これから行く方は是非。

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