ブルゴーニュ〜Bourgogne〜

フィサンのワインの特徴

ブルゴーニュフィサンクロデュシャピトル11メオカミュゼ

フィサン〜Fixin〜

マルサネがA.O.C.に昇格するまで、コート・ドールの最北だったフィサン。

フィサンの隣にはもともとフィセイという村があって、1860年に統合されました。そのため、フィサンのサン・マルタン教会と、フィセイのサン・アントワーヌ教会という2つの教会が街にはあります。特にサン・アントワーヌ教会の歴史は古く、10cに造られています。

もともとはフィセイ村の方が大きい村だったようです。11cには教会がぶどう畑を所有し、ワイン造りは発展していきました。

現在は隣村のブロションの一部もA.O.C.フィサンを名乗ることが出来ます。

フィサンのワインは9割以上が赤ワインです。小石が多い褐色の石灰岩土壌です。プルミエクリュの畑(後述します)は泥灰岩が多くなります。赤ワインも白ワインもこじんまりとしてかっちりしています。特に白ワインは隣のマルサネとは随分と違った印象です。

フィサンは、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュを名乗ることも出来ます。

フィサンのプルミエクリュ

フィサンにはグランクリュはありませんが、6つのプルミエクリュがあります。

  • レ・ザルヴレ〜Les Arvelets〜
  • レ・ゼルヴレ〜Les Hervelets〜
  • レ・メ・バ〜Le Meix Bas〜
  • クロ・ナポレオン〜Clos Napoleon〜
  • クロ・ド・ラ・ペリエール〜Clos de la Perrière〜
  • クロ・デュ・シャピトル〜Clos du Chapitre〜

クロ・ナポレオン〜Clos Napoleon〜

ナポレオンによって石垣が築かれたというクロ・ナポレオン(もともとはオー・シェゾーという名前の畑だった)も有名な畑です。クロ・ナポレオンはドメーヌ・ピエール・ジュランのモノポールです。

ピエール・ジュランは19cからフィサンでぶどうを栽培しています。

リュット・リゾネで収穫は近隣より遅めでしっかり熟したぶどうを使用してワインを造っています(アルコール度数上がりがち)発酵温度は比較的低めで、新ダル比率も低めです。

クロ・ド・ラ・ペリエール〜Clos de la Perrière〜

プルミエクリュの中でもクロ・ド・ラ・ペリエールは19cにはグランクリュの扱いだった別格の畑。畑の歴史は古く、シトー派の修道士によって12cにワイン造りは始まっていました。ペリエールは採石場の意味です。フィサン村と隣のブロション村にまたがる斜面中腹辺りの畑です。

グランクリュのどのワインよりも超熟するという評価だったクロ・ド・ラ・ペリエールは、1930年代ペリエール・シャンベルタンという名称で申請されましたが不受理。今でもグランクリュに昇格させるべく活動が行われているようです。

実際、グランクリュは名乗れなくとも品質は高く、フィサンの中でも特別な畑だと思います。

クロ・ド・ラ・ペリエールは、現在はドメーヌ・ジョリエのモノポールです。ドメーヌ ・ジョリエは19cに創業した歴史ある造り手です(ピエール・ジュランの少し後)。リュット・リゾネ。100%除梗、発酵はステンレスタンクとセメントタンクを使用します。

クロ・ド・ラ・ペリエールには白ぶどうも植えられていて、白ワインも高品質です。シャルドネだけではなく、ピノブランやピノグリも栽培されています(ピノブランやピノグリは以前は赤ワインに加えられていた)

フィサンの代表的な造り手

フィサンの代表的な造り手には、先に紹介したドメーヌ・ジョリエやドメーヌ・ピエール・ジュランの他、ドメーヌ・ベルトーがいます。ドメーヌ・ベルトーも19c末から続く歴史あるドメーヌ です。

プルミエクリュのレ・ザルブレを所有しています。レ・ザルブレはバジョシアンの浅い泥灰岩土壌です。ビオロジック。醸造は、低温マセラシオンの後、コンクリートタンクで発酵、発酵後浸漬も7日間行います。無濾過無清澄。しっかりと旨味が乗った味わいです。

ドメーヌ・ギイ・デュフルールはフィサンではなくニュイ・サン・ジョルジュの造り手ですが、プルミエクリュのクロ・デュ・シャピトルを単独所有しています。クロ・デュ・シャピトルのぶどうはルイ・ジャドやメオ・カミュゼに販売されていて、それらの造り手のワインの方が知られていると思います。


こちらはコート・ド・ニュイのアペラシオン③〜ジュヴレ・シャンベルタン〜の詳しい紹介です。

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