ボルドー〜Bordeaux〜

アントル・ドゥー・メールのワインの特徴

アントル・ドゥー・メール〜Entre-Deux-Mers〜

アントル・ドゥー・メールは、ガロンヌ川とドルドーニュ川が合流する地点を頂点として、その上流に広がる三角状のエリアです。「2つの海の間」という意味です。

アントル・ドゥー・メールは非常に大きなエリアなので土壌も様々ですが、アペラシオンとしては辛口の白ワインのみが認められていて、ボルドーの中では安価なワインとなっています。

もともとはブランデーを造っていたようですが、コニャックやアロマニャックに押されて、現在は白ワインの産地となっています。

広いエリアの中にぶどう畑が点在していて、多くの造り手は協同組合に加入してワインを生産しています。

協同組合のワインは個性的な味わいにはなりませんが、その土地らしさはある意味、一番感じられますし、安くても品質は安定しています。

こちらは協同組合のアントル・ドゥー・メールです。

このシャトー・サント・マリー・ブランはソーテルヌとサン・テミリオンの丁度中間地点くらいにあるタルゴン村のシャトーです。リュットリゾネ。12cからラベイ・デ・ラ・ソーヴという修道院の畑だったところでミサ用のワインを造っていました。修道院所有の畑はどこも良いですね。

広いエリアであるアントル・ドゥー・メールの中には別のアペラシオンを名乗れる小さなエリアがいくつかあります。

ドルドーニュ川とガロンヌ川の間のエリアという意味では、コート・ド・ボルドーの項で紹介したフラン・コート・ド・ボルドーやカディヤック・コート・ド・ボルドー、サン・マケール、ソーテルヌの項で紹介したルーピアック、サント・クロワ・デュ・モン、などといったアペラシオンもアントル・ドゥー・メールの一部と見てもいいのかもしれません。

まだ紹介していないアペラシオンとしては、グラーヴ・ド・ヴェイル〜Graves de Vayres〜、サント・フォア・ボルドー〜Sainte Foy Bordeaux〜、オー・ブノージュ〜Haut-Benauge〜があります。

グラーヴ・ド・ヴェイルはドルドーニュ川を挟んだフロンサックの対岸にあります。アントル・ドゥー・メールの中では、グラーヴ・ド・ヴェイルだけ砂利が多い土壌です。

グラーヴ・ド・ヴェイルは辛口白ワインの他、赤ワインも認められています。

サント・フォア・ボルドーは、アントル・ドゥー・メールの最も東に位置するサント・フォワ・ラ・グランド村を中心としたアペラシオンです。

川に面していない内陸部で、ボルドーで最もドライなテイストです。白ワインもありますが、主にメルロ主体の赤ワインを生産しています。

シャトー・オステン・ピカン・リュクリュスは、一時代を築いたステファン・ドゥルノンクール氏がコンサルタントを務めているシャトーです。有機栽培。

カディヤックに隣接したオー・ブノージュは辛口白ワインの場合はアントル・ドゥー・メール・オー・ブノージュ、甘口白ワインの場合はボルドー・オー・ブノージュとアペラシオン名が変わります。

シャトー・ヴェルモン・ブラン・プレスティージュは、シルトを含む水はけの良い粘土石灰質土壌です。辛口ワインのアントル・ドゥ・メール・オー・ブノージュです。


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