ルーション〜Roussillon〜

コート・デュ・ルーションのワインの特徴

コートデュルーションヴィラージュトータヴェル14

コート・デュ・ルーション〜Côtes du Roussillon〜

ラングドックのフィトゥーの南からスペイン国境まで広がる広大なアペラシオンが、コート・デュ・ルーションです。

広大なエリアですので、土壌も様々です。赤ワイン、白ワイン、ロゼワインが認められていて、赤ワインとロゼワインは、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、カリニャンが主体となります。

白ワインはグルナッシュブラン、マカブー、トゥルバが主体です。

コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ〜Côtes du Roussillon Villages〜

コート・デュ・ルーションの中でも北部の32の村は、より規定の厳しいコート・デュ・ルーション・ヴィラージュを名乗ることが出来ます。

コート・デュ・ルーション・ヴィラージュは、赤ワインのみが認められていて、ぶどう品種は同じような規定です。

コート・デュ・ルーション・ヴィラージュは4つの地理的名称が認められたエリアがあり、コート・デュ・ルーション・ヴィラージュに続けて明記することが出来ます。全てコート・デュ・ルーション ・ヴィラージュのエリアの北側です。

コート・デュ・ルーション ・ヴィラージュ・トータヴェル〜Côtes du Roussillon Villages Tautavel〜

トータヴェルとヴァングローの2つの村に認められている地理的名称。コート・デュ・ルーション・ヴィラージュの地理的名称の中では最も東側です。

トータヴェルは硬い石灰岩の土壌です。かっちりとしつつ軽やか。整った形をしたワインが生まれます。

ドメーヌ・ガルディエは、ヴァングローの生産者です。非常にナチュラルで緻密なワインを造ります。肥料はほとんど使用しないそうで、馬を使って土を掘り返して家畜の糞と食物を混ぜたものを撒きます。病気になった場合は硫黄とオレンジの皮を松脂と混ぜて撒くそうです。

発酵に使うコンクリートタンクは、縦横の長さが同じ正方形のブルゴーニュ産のタンクを使用していてこの形が大事なんだとか。熟成の樽も品種に応じて厚さを変えて酸化の度合いをコントロールしています。

ドメーヌ・ガルディエのワインのトップキュヴェがコート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・トータヴェル・レ・ファレーズです。シラー、カリニャン、グルナッシュを使用したワインですが、最初にシラーを発酵させて途中でカリニャン、グルナッシュを加えて混醸します。

トータヴェルのワインの中でも非常に凝縮度が高いです。ドメーヌ・ガルディエは、トータヴェル・クロ・ド・ヴィーニュという別のトータヴェルのキュヴェも造っていて、そちらも良いです。

コート・デュ・ルーション ・ヴィラージュ・ラトゥール・ド・フランス〜Côtes du Roussillon Villages Latour de France〜

ラトゥール・ド・フランスを含む5つの村に認められた地理的名称です。トータヴェルから少し南西の離れた場所です。

ラトゥール・ド・フランスは、灰色や茶色の雲母片岩土壌です。ゆったりとした大きさのあるワインです。

コート・デュ・ローヌのエルミタージュなどで有名なシャプティエは、ルーションでもワインを造っていて、ドメーヌ・ド・ビラ・オーという名称でワインをリリースしています。

ドメーヌ・ド・ビラ・オーのラトゥール・ドゥ・フランス・オクルトゥム・ラピデムはお手頃な値段ながらナチュラルで伸びやかで非常に良いワインです。大樽と中樽を使用した大きな味わいはラトゥール・ド・フランスの特徴をより強調しています。

コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・カラマニー〜Côtes du Roussillon Villages Caramany〜

カラマニーを含めた3つの村に認められた地理的名称が、コート・デュ・ルーション・カラマニーです。

ラトゥール・ド・フランスの南西部分に隣接して西側に広がっています。

カラマニーの土壌は片麻岩で、花崗岩も少しあります。スパイシーさを感じる香り。滑らかとかしなやかといった類のワインではなく、荒々しさがあります。

ジェフ・キャレルのいくつかあるワインブランドの1つスー・ラ・モンターニュ。色々とあるワインのラインナップの1つにカラマニーのワインがあります。特別すごいワインだとは思いませんが、カラマニーの魅力を充分感じられるワインです。

コート・デュ・ルーション ・ヴィラージュ・レスケルド〜Côtes du Roussillon Villages Lesquerde〜

レスケルドを含む3つの村に認められた地理的名称。コート・デュ・ルーション ・ヴィラージュの地理的名称の中ではもっとも西側です。

レスケルドは花崗岩が風化した砂質土壌。シストもあります。さらっとしたワインです。

ラトゥール・ド・フランスのところでも紹介したシャプティエはトップラインの、古木から造られるセレクション・パーセレールとして、コート・デュ・ルーション・ルージュ・ヴィラージュ・レスケルドもリリースしています。

ルーションのワインとしては珍しいくらい高価なワインですが、シャプティエの高級ワインがこの価格で味わえると考えると逆に安いかもしれないですね。非常に真っ当なナチュラルワイン。

ただ、レスケルドは単一品種では造れない規定のはずですが、このワインはシラー100%とのこと。不思議です。なんにしても花崗岩のシラーならシャプティエが非常に得意としているところですね。

コート・デュ・ルーション ・レ・ザスプル〜Côtes du Roussillon Les Aspres〜

コート・デュ・ルーションのエリアの南側にはコート・デュ・ルーション ・レ・ザスプルのアペラシオンがあります。37の村に認められています。ペルピニャンから少し内陸に入ったエリアです。

1977年にアペラシオンに認定されました。濃さがありつつ柔らかいワインです。石灰が少なく粘土が多い土壌。

ルーションの優良生産者のラファージュ。海沿いのエリアのカディレッタも良いですが、内陸のレ・ザスプルのワインもコストパフォーマンスが非常に良いです。セパージュは、グルナッシュ50%、カリニャン30%、シラー20%。

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