アルザス〜Alsace〜

アルザス南部、オー=ランのグランクリュ

アルザスグランクリュマルセルダイスマンブール

アルザス南部、オー=ランのグランクリュ〜Alsace Grand Cru Haut-Rhin〜

アルザス南部のオー=ラン。クオリティ的に北部のバ=ランより優れているとされていますが、個人的には北部も同等の魅力があるように思っています。ただグランクリュの数自体、圧倒的にオー=ランが多く、かつ良いリューディ揃いですので、気に入っているグランクリュを紹介するとオー=ランの方が随分と多くなりますね。ただ数は段違いですが、先ほども書いたように質の高さは同じだと思っています。

カンツラーベルグ〜Kanzlerberg〜

カンツラーベルグはベルグハイム村のグランクリュです。1983年グランクリュ認定。三畳紀ムシュカルクに重い粘土、灰色や黒の石膏。

石膏と泥灰岩が骨格を造るが、きめ細かい質感できれいな形をしています。こじんまりとして凄みはありませんが、均一で歪さがなく整ったワインを生みます。穏やかで品が良い。

アルテンベルグ・ド・ベルグハイム〜Altenberg de Bergheim〜

アルテンベルグ・ド・ベルグハイムはベルグハイム村のグランクリュです。1983年グランクリュ認定。ジュラ紀石灰岩(中期、後期)化石が豊富で浅い表土。石が多い。赤色泥灰岩石灰岩。

マルセルダイスのおかげで、複数品種の混醸が可能になったリュー・ディ。ピノブランやピノノワール、シャスラといったグランクリュとして認められていない品種まで使えます(条件あり)アルザスの伝統品種、13品種の混醸ですが全て把握出来ていません。何が入ってるんでしょうね。

マルセルダイスはなぜか、アルテンベルグ・ド・ベルグハイム以外も混植混醸が認められているようです。

アルテンベルグ・ド・ベルグハイムと言ったらマルセルダイスのワインしか考えられないくらいの知名度と実力です。アルザスにおいての複数ブレンドワインの可能性を示してくれます。

ガイズベルグ〜Geisberg〜

ガイズベルグはリボーヴィレ村のグランクリュです。1983年グランクリュ認定。三畳紀ムシュカルク。粘土が多めのマルヌ(泥灰岩)、砂岩、石膏。非常に急斜面です。修道院が持っている西端の区画が最上区画です。

修道院の区画は粘土少なく石灰多めの区画で、現在はトリンバックが依頼されワインを造っています。トリンバックは東側の区画も所有していて、そちらはフレデリック・エミールに使われています(フレデリック・エミールはガイズベルグとオステルベルグ、2つのグランクリュをブレンドしたワイン)

ガイズベルグは粘土が強いので重くなりそうですが、重心下で安定感はありますが重くなりません(特に東の区画)急斜面らしい抜け感があります。

粘土的な引き締まりと整い方。整然とした佇まい。高密度でありながら、ゆっくり大きく広がっていきます。華やかさと品格。

リースリングだと重くキツい性格になりそうですが、実際に栽培されているのはリースリングのみでクオリティが高いです。

トリンバックがガイズベルグをリリースしたのはここ数年のことで、それ以前はキンツレーのガイズベルグくらいしか見かけませんでしたが、キンツレーのガイズベルグは比べると品はなく、美味しいワインとはいえ偉大さは感じないです。

シュナンブール(ショーネンブール、シュネンブルグ)〜Schoenenbourg〜

シュナンブールは、ツェレンベルグ村とリクヴィール村のグランクリュです。1992年グランクリュ認定。三畳紀石灰岩、泥灰岩、砂岩、石膏などを含む土壌で、粘土が多いです。ボージュ山脈からの冷たい風の通り道で冷涼なクリュで収穫も遅いです。カチッとした硬い酸とミネラルを持ちつつボリューム感もあります。白い花や蜜、ハーブのニュアンス。

リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノグリを見かけますが、マルセルダイスの混醸したシュナンブールは素晴らしいです。

マルセルダイスのシュナンブールは硬質で少し重めで複雑さがあります。他の造り手だと、ボットゲイルのシュナンブール・リースリングは比べると重くなく、少し細めで透明感のある味わいです。マルクテンペやトラペのシュナンブールも質が高いです。

スポーレン〜Sporen〜

スポーレンはリクヴィール村のグランクリュです。1992年グランクリュ認定。粘土が多いのでどっしりしたワインになりそうですが、スポーレンは抜けが良いです。安定感があり整った形をしています。異なる粘土質が何層にも重なった深い土壌です。アンモナイトやべレムナイトの化石を含みます。緩やかな斜面。

スポーレンはゲヴェルツトラミネールにとって最高の畑です。

シャルルスパーのスポーレン・ゲヴェルツトラミネールは、少し横幅がありゆっくりと広がります。かっこいい味です。適度にしっかりとした密度がありきちんと粘土を感じます。

スポーレンで最も有名な造り手はヒューゲルです。ヒューゲルは現行のグランクリュ制度に反対しているので、スポーレンの名前ではリリースせずにジュビリーの名前でスポーレンのワインを販売しています(ジュビリーのゲヴェルツトラミネールがスポーレン。ジュビリーのリースリングはシュナンブール)

スポーレンはもともとの区画から拡張されていますが、ヒューゲルの区画はオリジナルの区画です。リン酸が豊富な畑です。ヒューゲルのジュビリー・ゲヴェルツトラミネールは抜けが良く、加えて芳醇さを合わせ持ちます。開放的な味。ヒューゲルのグロシ・ローイ・ゲヴェルツトラミネールもスポーレンです。

マルクテンペが近年取得したスポーレンも非常にクオリティが高いです。

シュロスベルグ〜Schlossberg〜

シュロスベルグは、キーンツハイム村のグランクリュです。1975年グランクリュ認定。1975年に認定されたのはシュロスベルグのみです。最初期のグランクリュだけあって、現在51にまで増えたグランクリュの中でも圧倒的な存在感です。単純なクオリティ比較で1〜2を争うクリュです。

花崗岩のグランクリュですがミグマタイトもあり、他の花崗岩のグランクリュとは印象が違います。ミグマタイトは火成岩と変成岩が混在した岩です。花崗岩と片麻岩の中間的位置づけです。

シュロスベルグは、他の花崗岩のグランクリュと比べて硬質です。厚みがあって、ゆっくり堂々としています。乱れのなさ。高密度ですが硬すぎるわけではありませんし、詰まった感じもなくただ凄みだけを感じます。

花崗岩のグランクリュに見られる優しさはなく、むしろ厳しさを感じます。緊張感のあるワインです。それでいてふくよかで滑らかな質感で、重層的な複雑さを持っています。お城の周辺の斜面上部は特に厳しい味がします。

ヴァインバックやトリンバック、ポールブランクなど有名生産者がシュロスベルグを所有していますが、どのワインも素晴らしいです(畑の位置で感じは変わりますが)

マンブール〜Mambourg〜

マンブールはジゴルスハイム村のグランクリュです。1992年グランクリュ認定。第三紀のコングロメレイト。コングロメレイト(礫岩)は礫が堆積して出来た堆積岩です。暖かいリュー・ディ。石灰岩が風化した粘土。真南を向いた畑で日照量が豊富です。栽培されているのは、ほぼゲヴェルツトラミネールでとてもクオリティが高いです。

マンブールは厚み、ボリュームがあり程よい甘さがあります。がっしりしたミネラル感、力強さ、硬質、噛みごたえ、引き締まり。暑い年は結構甘いです。香りも南国フルーツぽくなります。きちんと熟す畑なので涼しい年の方が酸と甘みのバランスが取れているように思います。香りも柑橘っぽさが出ます。

マンブールの代表的な生産者はマルクテンペです。現地に行った時にテンペさんにいただいて家に持ち帰って飲んだマンブール・ゲヴェルツトラミネール2010は最高の出来でした。今まで飲んだアルザスワインの中でもトップクラスです(それと同時に船便ではなく空輸の良さと色々な人の手を介さない良さも感じます。これは他の造り手で購入したワインに対しても感じることです)

マルクテンペのマンブール・ゲヴェルツトラミネールは色々なヴィンテージを飲んでいますが、2010年を超えるものには出会っていません。

厚みがあり、畑の暑さを2010年からも感じますが、ダレたところがなく整った形をしています。2010年は南国的ではなくオレンジ的な風味です。香りから味、プロポーション、エネルギー感まで完璧でした。

フルシュテンタム〜Furstentum〜

フルシュテンタムはジゴルスハイム村、キーンツハイム村のグランクリュです。1992年グランクリュ認定。ジュラ紀石灰岩。砂やマルヌ、砂岩もあり、水捌けと保水性のバランスが取れたクリュです。標高が400mほどあり、アルザスのグランクリュの中でもトップクラスの標高の高さです。

明るくて勢いがあり、スケールも大きく、それでいて荒々しくはないバランス感覚。安定感があり細やかなミネラルも感じます。明るくても少し控えめな感じで整った形をしています。

マンブールから近いですが、ずいぶんと違う個性で(土壌違いますしね)、柔らかく暑さを感じない味わいです。石灰岩だけだともう少し硬くなりそうですが、砂岩などがあるのが効いていますね。ふんわり優しいです(でも芯があるしある程度スピード感もある)

ケフェルコフ(ケフェルコプフ)〜Kaefferkopf〜

ケフェルコフはアメルシュヴィール村のグランクリュです。2007年グランクリュ認定。最後にグランクリュになったリューディです。ケフェルコフは基本的には下部が石灰岩で、上部が花崗岩です。表土は深く、粘土やシルト、レス、砂岩など複雑に入り組んでいます。3つの谷で分けられている飛地です。

他のグランクリュと違い、複数のぶどう品種をブレンドすることが認められています(ブレンドが認められているにはケフェルコフとアルテンベルグ・ド・ベルグハイムのみ)

基本石灰岩の区画にゲヴェルツトラミネールなどを植えて、花崗岩の区画にリースリングを植えます。ブレンドが可とは言っても、単一品種にケフェルコフの方が多い気がしますが、認められているだけあってブレンドしたケフェルコフの方がクオリティが高いように思います。

石灰岩の区画があるとはいえ、全体的に土が厚いリューディで、出来るワインはとても柔らかい質感です。重心も低めで(ゲヴェルツトラミネールは特に)、グランクリュらしい凄みはあまり感じられませんが個性的です。ゆっくりふわんとしています。

アルザスは全体的に硬いので(特にグランクリュは硬い。ピノブラン使えませんしね)、とても使いやすい個性です。

ただブレンドがOKなら他のグランクリュでも認めて欲しいところもありそうです。マルタンシャッツェルのケフェルコフがオススメです(単一品種のケフェルコフもブレンドのケフェルコフもどちらも良い)

ゲシクトのケフェルコフは少しナチュール寄りではありますが良い出来です。

ヴィネック・シュロスベルグ〜Wineck-Schlossberg〜

ヴィネック・シュロスベルグは、アメルシュヴィール村、カッツェンタル村のグランクリュです。1992年グランクリュ認定。雲母混じりの花崗岩土壌。谷間にあるリューディで、風が吹かないことから暖気を閉じ込め暖かいエリアです。真南向き。リューディの中に中世の城があります。

水捌けの良い土壌で、雨の多い年でも質の高いワインが生まれます(ある程度多い方が良いようです)

ふわりとしているがまっすぐで緩くはない。滑らかで少しねっとりします。メイエ・フォンネのヴィネック・シュロスベルグ や、クレマン・クリュールのヴィネック・シュロスベルグはナチュラルで美味しいです。

ブランド(ブラント)〜Brand〜

ブランドはテュルクハイム村のグランクリュです。1983年グランクリュ認定。花崗岩ですが黒雲母が多いのが特徴です(両雲母花崗岩ではあるそう)風化の度合いが弱い。少し赤っぽい色の土壌。

ブランドは火の土みたいな意味ですが、開かれた地形で南から南東向き比較的緩やかな斜面、太陽を遮るものがなく、名前の通り非常に暑いリューディです。中世から有名だったクリュ。

もともとは小さなリューディでしたが、グランクリュ制定時に周囲の別の畑もブランドを名乗れるようになり、拡大した経緯があります。テュルクハイムの北西の丘がブランドで、丘の東側斜面下部がオリジナルの区画です(東側斜面上部は特に名前がなく、南側はアイシュベルグという別の畑だった)

とはいえオリジナル区画以外も基本的に花崗岩で似たような個性を持っています(東側になるにつれ石灰岩が増え場所によってはほぼ石灰というところもあるけれど)

ブランドは有名な造り手が何人もいますが、ツィント・フンブレヒトのブランドは質が高くオリジナルの区画のワインです。

暖かいクリュだけどダレない。花崗岩のクリュで一番整った形で、そこまで厚みはなく、ふんわりしつつ伸びやか(保水性の良さを感じる)高密度。滑らかさ。上昇するエネルギー感。花崗岩のグランクリュの中で最も花崗岩らしい感じがします。

ヘングスト〜Hengst〜

ヘングストはヴィンツェンハイム村のグランクリュです。1983年グランクリュ認定。第三紀漸新世のマルヌ(泥灰岩)。濃い色の土。鉄分多い。花崗岩や砂岩、礫岩、シリカ。粘土が多い。標高高め。冷涼。厚みがあり重く、強さのあるワインが生まれます。優しくない剛直な味わい。硬さ。安定感。重心下。がっちり。

ゲヴェルツトラミネールやピノグリが良いリューディ。ピノノワールも出来が良いです。リースリングだとガチって硬く重すぎる傾向にありますが、暖かい年のヘングストのリースリングはかっちりしてメリハリがあり、重めですが綺麗な酸が広がり、結構良いです。

エメシュテンツのヘングスト・ピノグリはとても良いです。ヘングストが最も有名な造り手はジョスメイヤーです。ジョスメイヤーのリースリングは本当にガチガチでなかなか個性的です。様々なグランクリュを所有しているアルベール・マンも常にクオリティが高いです。

シュタイングルーブラー〜Steingrubler〜

シュタイングルーブラーはヴェットルスハイム村のグランクリュです。1992年グランクリュ認定。三畳紀石灰岩に花崗岩、砂岩、第四紀のマルヌなどが混在するユニークなリュー・ディ。シュタイングルーブラーは、なかなかないくらい多彩な土壌で、古い地質年代から新しい地質年代まであるので独特の複雑さを生みます。

斜面下部の方がマルヌが多いです。東側がムシュカルク、中央第四紀の石灰岩、西側は砂岩や花崗岩が基本です。

バルメブシェールとウンシュエマンくらいしか飲んだことありませんが、どちらも良い造り手です。リースリングも良いしゲヴェルツトラミネールも美味しいです。

シュタイングルーブラーは、複雑でいて少しゆるさがあり、大きく広がります。

アイシュベルグ(アイヒベルグ)〜Eichberg〜

アイシュベルグはエギスハイム村のグランクリュです。1983年グランクリュ認定。第三紀石灰岩。砂岩、砂利豊富。粘土が強い。アイシュベルグはガチガチの力強いワインになりそうなのにならないのがすごい。

まっすぐ芯があり(でも硬くない、伸びやか)、大きくゆっくり形良く広がります。軽やかさすらあります。トロッと柔らかく軽やか。第三紀のグランクリュの中で最も整った形と品に良さがあります。まっすぐ伸びやかな形状はアルザスグランクリュの中でも屈指です。少し太く整った線。綺麗な色。輝き。透明感。

アイシュベルグはゲヴェルツトラミネールもリースリングもどちらも良いです。エミール・ベイエのアイシュベルグが質が高いように思います。

ゴルデール(ゴルデルト)〜Goldert〜

ゴルデールはゲベルシュヴィール村のグランクリュです。1983年グランクリュ認定。ジュラ紀石灰岩。硬いウーライト(魚卵状石灰岩)。粘土もあります。エルネスト・ビュルンの斜面上部の区画クロ・サン・ティメール〜Clos Saint Imer〜が最上区画でミュスカが有名です。

ゴルデールはアルザスグランクリュの中で最もミュスカが映えるリューディです(軽やかな土壌)ゲヴェルツトラミネールの質も高く、生産量としてはゲヴェルツトラミネールが最も多いです。

ゴルデールは丘の上からゲベルシュヴィール村の近くまで広がっています。斜面上部と下部では結構性格が違います。上部には砂岩があります。砂岩がある上部の方がミネラリーです。

ゴルデールは東向き斜面で日照時間が短く、柔らかくゆっくり成熟していきます(ただやっぱり暖かいヴィンテージの方が良い傾向にあります)明るい性格で清涼感があり品の良いワインになります。粘土があっても重苦しくならないところが良いところです。スケールの大きな味わい。カチッと硬質。でもガチガチに固すぎることはありません。強さがありつつ細やかさもあります。

ゴルデールも日本ではあまり見かけないグランクリュで、ツィント・フンブレヒトくらいしかないかもしれません。ツィント・フンブレヒトのゴルデール・ミュスカはナチュラルでゴルデールらしさも全開で素晴らしいワインですが、他の造り手のゴルデールも増えると嬉しいですね。

フォルブルグ〜Vorbourg〜

フォルブルグはルファック村、ヴェスタルテン村のグランクリュです。1992年グランクリュ認定。ジュラ紀石灰岩。ウーライト(魚卵状石灰岩)。石灰の礫が多い。色の濃い土、表土の厚み。粘土も多く、漸新世の石灰岩もあります。暖かくて降水量が少ないリューディです。どっしり、幅がある。ウーライトのある他のリュー・ディと比べると硬さがなく、親しみやすいテイスト。南部らしい温かさ。抜けは良くない。安定、どっしり。大きい。

重心低め、大きくてゆったりざっくり。それでいてしっかり芯もあるのが魅力です。性格的にもピノグリやゲヴェルツトラミネールが良い。ピノノワールも質が高く、昔はピノノワールの方が白ブドウより多かったようです。

フォルブルグの生産者としてはミューレが有名で(ほとんどミューレが所有)、特にフォルブルグの南端に位置するクロ・サン・ランドランを単独所有しており、上質なワインを生産しています。もしかしたらピノノワールが最も質が高いかもしれません。飲んだことありませんが、ピノブラン、リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノグリをブランドしたクロ・サン・ランドランもあり、単一品種のクロ・サン・ランドランより出来が良いようです。

キッテルレ〜Kitterlé〜

キッテルレはゲヴェウィレール村のグランクリュです。1983年グランクリュ認定。

キッテルレ〜Kitterlé〜は昔はKüterléと呼ばれていて、大きな野生のトムキャットのKuterという方言から付いた名前だと言われています(諸説あり)

火山岩。軽くて砂が多い。ピンク色の砂岩、石炭紀のグラウワッケ。火山岩で有名なグランクリュのランゲンと比べると細身でスピーディ。非常にかっこいい味。かなりの急斜面。緊張感があります。この特徴と合致するぶどう品種はリースリングです。細身、伸びやかさ。

よく火山性土壌という表現をされるが、火山性土壌だと花崗岩などの深成岩も含める必要があるので、火山岩と言った方が良いように思います(なぜか多くの人が花崗岩以外を火山性土壌と言っている感じがある)

火山岩と言っても安山岩や玄武岩、流紋岩などがありますが、何かは不明。フランスには玄武岩はほぼないそうなので、玄武岩ではないはずです(ただ火山岩のそれぞれの味の特徴を理解していません。勉強中です)

キッテルレが有名な造り手はシュルンバジェです。8割程度とキッテルレのほとんどを所有していますし、南向きのところが多いのに繊細な仕上がりなのが素晴らしいです。シュルンバジェは他のグランクリュの、ケスレールやサエリングも所有していますが、ケスレールやサエリングも良いとはいえ、キッテルレが圧倒的だと思います。

ランゲン〜Rangen〜

ランゲンはヴュー・タン村、タン村のグランクリュです。1983年グランクリュ認定。石炭紀の火山岩(茶色の安山岩など)、グラウワッケ、凝灰岩。

急斜面。標高高く(最大470mほど)表土は浅い。真南向き。クロ・サン・チュルバン〜Clos Saint Urbain〜の区画が有名。ランゲン自体、アルザスのグランクリュの中でも知名度が高く、値段も高めなものが多いです。ただしそれに見合うだけの素晴らしいリューディだと思います。

ランゲンは太く力強く、ゆっくり上昇していきます。力強いワインです。

ツィント・フンブレヒトのランゲンは素晴らしいですし、なぜか所有しているマルタンシャッツェルのランゲンも気に入っています。

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