トゥルソー〜Trousseau〜
トゥルソーは、ジュラ地方で栽培されている黒ぶどうで、プールサールとともにジュラらしさを表現している品種です。重要度ではプールサールに劣りますが大切な品種です。
親はサヴァニャンのようですが、もう片親は不明です。
トゥルソーは18cには栽培されていたことが確認されています。
プールサールと同じく早熟な品種ですが、こちらは果皮が厚く、もう少し力強いワインを生みます。スパイシーで堂々としています。真面目さの感じられる味わいはプールサールもそうでジュラ地方の特徴ですね。
土っぽさがあり、悪いものだと泥臭い印象だったりしますが、良いものはこの個性がプラスに働きます。
力強いと書きましたが、さらっと抽出した軽いタイプもあり、そういったトゥルソーも悪くないです。
フランス原産ですが、ポルトガルの方が多く栽培されています。ポルトガルではバスタルドと呼ばれてポートワインの原料ぶどうとなっています。