サヴォワ〜Savoie〜

ビュジェのワインの特徴

セルドン

ビュジェ〜Bugey〜

2009年にアペラシオン認定された近年知名度が増してきているワイン産地、ビュジェ(ビュジェイ)

ヴァン・ド・サヴォワのエリアの西側に広がります。

産地自体は19cに発展しましたが、フィロキセラなどの影響を受けて規模が縮小。最近になってやっと復興してきました。

ビュジェは2つの地理的名称が認められていて、ビュジェ・マニクル〜Bugey Manicle〜と、ビュジェ・モンタニウ〜Bugey Montagnieu〜があります。

ビュジェとビュジェ・マニクル、ビュジェ・モンタニウは認められたワインのタイプもそれぞれ違います。

ビュジェの白ワインはシャルドネ主体です。アルテス、ジャケールにアリゴテやピノグリ、モンデューズも使用可能です。複数品種をアッサンブラージュして造ります。

複数品種の白ワインに対してビュジェの赤ワインはガメイ、ピノノワール、モンデューズのうち1品種のみを使って造られます。この規定は変わってますね。白ワインはアッサンブラージュ、赤ワインは単一です。

クリュであるビュジェ・マニクルの赤ワインはピノノワールのみ、ビュジェ・モンタニウはモンデューズのみから造られます。

ビュジェは赤ワイン、ロゼワイン、白ワインに発泡性の白ワインとロゼワインを造ることが出来ますが、マニクルは赤ワインと白ワインのみ、モンタニウは赤ワインと発泡性白ワインのみです。

モンタニウでは白ワインは造れないかと言うとそうではなく、後述するルーセット・デュ・ビュジェ・モンタニウ〜Rousette du Bugey Montagnieu〜というアルテスを使用したアペラシオンが別にあります。

ビュジェ・セルドン・メトード・アンセストラル〜Bugey Cerdon methode ancestrale〜

セルドンサヴォワ

ビュジェのエリアで最も有名なのは上記の3つのアペラシオンではなく、ビュジェ・セルドン・メトード・アンセストラルだと思います。

ビュジェ・セルドン・メトード・アンセストラルはガメイ単一、あるいはガメイとプールサールから造られた半甘口の微発泡ワインです。程よい甘さがあってチャーミング。飲みやすいだけではなく程よい重さがあります。プールサールが使用可能なのは面白いというか不思議ですね(クリュではないビュジェもプールサール可です)

ルーセット・デュ・ビュジェ〜Rousette du Bugey〜

サヴォワルーセットドビュジェ

ビュジェのエリアでアルテス(ルーセット)を使用して白ワインを造るとルーセット・デュ・ビュジェとなります。2つのエリアでは地理的表示を表記することが出来ます。ルーセット・デュ・ビュジェ・モンタニウ〜Rousette du Bugey Montagnieu〜と、ルーセット・デュ・ビュジェ・ヴィリウ・ル・グラン〜Rousette du Bugey Virieu-le-Grand〜です。

モンタニウではよりミネラリーなワインが生まれます。


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