コート・デュ・ローヌ〜Côtes du Rhône〜

ヴァケラスのワインの特徴

ヴァケラス

ヴァケラス〜Vacqueyras〜

ヴァケラス

ジゴンダスの南に位置する村であるヴァケラス。そのヴァケラス村とサリアン村に認められているのがAOCヴァケラスです。ラテン語で石の谷を表す言葉が語源となっています。1990年にアペラシオンとして認められました。

ダンテル・ド・モンミライユ山塊の麓にぶどう畑は広がっています。ヴァケラスは基本的に平地で、標高も低いため、ジゴンタスより暑い地域です。暑く乾燥し、日照量も非常に多いエリア。

ヴァケラスのぶどう品種

ジゴンダスと同じようにグルナッシュ主体の赤ワインの産地ですが、規定ではグルナッシュが50%以上、ムールヴェードルとシラーが合わせて20%以上となっています。少量ですが、ロゼワインや白ワインもあります。白ワインはグルナッシュブラン、クレレット、ブールブーラン、マルサンヌ、ルーサンヌ、ヴィオニエが認められていて各品種80%までと自由度が高いです。

ヴァケラスの土壌

広いエリアなので土壌も多様ですが、基本的には東西に二分することが出来るのですが、最も質の高いワインを産出するのは南西部、サリナン村にかけての区画ガリーグです。氷河期に削られ形成された大きな石灰の石がゴロゴロしているエリアです。多くの造り手がこの区画からワインを造っています。

シャトーヌフ・デュ・パプにも大きな石がありますが、形成された年代はヴァケラスの方が新しいです。ヴァケラスの大きな礫や石は第四紀チバニアンのリス氷期(18万年前 〜13万年前)のものです(シャトーヌフ・デュ・パプはチバニアンの1つ前、カラブリアンのヴィラフランシアン期)

純粋な石灰岩と珪岩という違いもあります。

この大きな石灰の礫がヴァケラスにミネラル感を生みます。土壌自体は隣接するジゴンダスの平地部と同じく第三紀の地質年代のもので、石灰ではなく粘土が多めです。石灰の礫による硬質感はありつつもふんわりした印象も受けます(ジゴンダスの方がずっとカチッとして細身)

東部は軟質砂岩や砂質の沖積土壌となっています。より柔らか穏やかです。

ヴァケラスの造り手

ドメーヌ・ル・サン・デ・カイユはヴァケラスとサリアンの間に位置する造り手です。ナチュラルな造りが味わいにしっかりと出ています。石灰の礫が多いエリア。ヴァケラスの中で最もエレガントなワインだと思います。トップキュヴェのヴァケラス・ロピィの質が高いのは当然として、スタンダードなヴァケラス・ドゥシネロ(デゥシヌッロ)からとても良い。除梗なし、無濾過無清澄ですが変に濁った感じはありません。

シャトー・ラヤスのエマニエル・レイノー氏がヴァケラスに持っているシャトー・デ・トゥールもかなりクオリティの高いワインです。シャトー・デ・トゥールもサリアン村周辺のシャトーです。ヴァケラスの中でも特にリッチで複雑な香味に圧倒されます。

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