ワインの基礎

ワインの味わい

ワインの味わいは一定ではない

各記事では産地の特徴、味わいなどを書いていますが、実際、ワインの味わいは簡単に変化してしまいます。

同じワインでも違う場所で飲んだものはまったく違う味だったり、日によっても味は変化しますし、単純なボトル差もあります。

保管状態での影響も大きいですが、一本のワインを今飲む場合でも様々な要素で味は変化します。

ホントにちょっとしたことでも味は変わりますし、注ぎ方次第ではワインは様々な表情を見せてくれます(どんなことでどう味が変わるかはいずれ別記事で。ワインの保管や注ぎ方を含めたどうやって飲むかという部分は非常に大切で難しい部分です)

そしてまず最初に意識しないといけないのは注ぎ方以前に誰が注ぐかです。

意図せず硬い感じにワインを注いでしまう方もいますし、その人が注いだワインを飲むと、この地域のワインは柔らかいと書いてあるのに嘘だなと思うはずです。

そういったことが普通に起こり得るくらい、注ぐ人によって味は違います。まずは周りにいる方と同じワインをそれぞれ注いでみて、自分の傾向を掴むのは大切なことだと思います。

自分の傾向が分かれば脳内で補正できます。例えば先の例のように硬い感じのワインになってしまう場合でも硬い産地と柔らかい産地を飲み比べると、どちらも硬いとはいえ、きちんと差はあるはずです。相対的な差を感じることが出来ます。

ワイン会などで自分で注げない場合でも出来るだけ同じ人にサーヴしてもらうのが良いと思います。

なんにしてもまずは自分の味の傾向を知り、それから色んなワインを飲んでいくのが産地の特徴を掴んでいくための近道です。

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