コート・デュ・ローヌ〜Côtes du Rhône〜

コート・ロティのワインの特徴

コートロティ

コート・ロティ〜Cote Rotie〜

コート・デュ・ローヌ地方最北部に位置するコート・ロティ。「焼けた丘」という意味だけあって、非常に乾燥して暑い地域です。

かなりの急斜面で(斜度60度くらいまである)、標高も300m以上と高く、南向きの斜面からは、タイトで高密度でスピード感のあるワインが生まれます。少し窮屈な印象を受けるほどの緊張感のあるワインです。

イヴキュイユロンコートロティ 08ローヌ

ローマ時代からワインは造られていて、当時は「ヴィエンヌのワイン」と言われて、ローマにも運ばれていました(紀元前5cにはワインが造られていた)

長い歴史はありますが、現在のように有名で高級なワインと認識されるようになったのは、最近のことで、1970年代にギガルのコート・ロティの味わいが評判になり、ワイン評論家のロバート・パーカー氏に認められたことで、価値は高まりました。

今でこそ他にも有名な造り手は多数存在しますが、ギガルがいなければ、今のコート・ロティの名声はなかったかもしれません。

高級ワインの仲間入りを果たしたコート・ロティですが、味わい自体は地酒的でもあり、品格という点ではエルミタージュの方が高級ワインらしい味のように思います(どちらが良い悪いの話ではなく)

こちらはギガルのスタンダードのコート・ロティです。後述するコート・ブリュンヌとコート・ブロンドをブレンドしたコート・ロティ・ブリュンヌ・エ・ブロンドです。

コート・ロティのぶどう品種

コート・ロティに限らず北ローヌで使用される黒ぶどうはシラーです。コート・ロティはシラーに白ぶどうのヴィオニエを20%まで加えることが認められています。多くの造り手はシラー単一で造り、それが評価されていますが、白ぶどうが適度な割合、混醸された赤ワインは複雑味が増し、硬さもとれて美味しいです。

コート・ロティの土壌

コート・ロティは大きく、北部のコート・ブリュンヌ〜Cote Brune〜と南部のコート・ブロンド〜Cote Blonde〜に分けることが出来ます。

コート・ブリュンヌ〜Cote Brune〜

コート・ブリュンヌは片岩土壌で、鉄分を含んだ重い粘土質の黒っぽい畑です。よりかっちりして力強いワインが生まれます。

サンコムは500年の歴史あるジゴンダスの造り手ですが、コート・ロティのレベルも高いです。ビオディナミです。

コート・ブロンド〜Cote Blonde〜

コート・ブロンドにも片岩がありますが(同じ片岩でも色が薄くなる)、南に進むにつれて片麻岩が多くなり、表土も柔らかく、砂っぽさが増します。コンドリューの近くには花崗岩もあります。柔らかくソフトな質感となります。

ガングロフのコート・ロティ・バルバリンはコート・ブロンドのテュパン、モラール、コンバールのアッサンブラージュです。花崗岩が強めの土壌。ナチュラルな栽培です。個人的に好きなコート・ロティです。

コート・ロティの銘醸畑

コート・ロティで特に有名な畑は、ラ・ムーリーヌ(ムーリンヌ)〜La Mouline〜(コート・ブロンド)、ラ・ランドンヌ〜La Landonne〜(コート・ブリュンヌ)、ラ・テュルク〜La Turque〜(コート・ブリュンヌ)の3つの畑で、ギガルのコート・ロティ三兄弟と言われる存在です(違う造り手が保有している畑もある)

ギガルは結構農薬使っていますが、完成度は高いですね。樽がかなり効いたスタイル。中ではムーリーヌがいい感じですね。


コート・デュ・ローヌ地方のワイン産地②、コンドリューの記事はこちらからどうぞ。

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