フランスワインを理解するために必要なこと
フランスワインのことを知るために必要な知識は多岐に渡ります。
ぶどう品種やワイン産地など、ワインと直接関わりのあることはもちろん、フランスの歴史や、フランス料理のことも知らなくてはなりません。
産地の特徴を知るためには土壌の知識も必要ですし、フランスなどヨーロッパの国々はキリスト教と深く関わっているため、キリスト教のことも知らなくてはなりません。
ビオディナミのワインに関心があるなら、宇宙のこと、惑星のことや、スピリチュアルな分野にも強くならないといけません。個人的にスピリチュアルというのはあまり好きな言葉ではないのですが、必須です。
ビオディナミの生産者は現在の常識ではありえないようなことを行なっていますが、それを意味がないとかオカルトだとか思うようだと、ビオディナミのワインは楽しめません。
そして様々な分野の知識を覚えるだけではなく、タイトルに書いた通り、正しく理解する、感じるということが大切になってきます。
ただ暗記しただけでは美味しいワインは飲めません。
いやいや、知らなくても美味しいものは美味しいし、不味いものは不味いでしょ?と思うかも知れませんが、ワインは本当に精神性の高い飲み物で、なんとなく飲むでは、そのワインの本質はわからないんです(何を言っているんだ?と言われそうですが。この辺の話はお店に来て体験してもらっている人にはわかってもらっている部分です)
フランス人でもキリスト教徒でもない僕には、フランスワインの本質を正しく理解できないのかもしれません。
それがわかっているからこそ、少しでもフランスワインのことがわかるように、時間をかけて色んな方向から考えながらワインを飲んでいます。
そういったワインを楽しむために必要なさまざまな分野の話も、ワインの話と交えながら紹介していきます。