稲葉〜INABA〜
稲葉はお手頃なワインを数多く持つインポーターです。
しばらく行けていませんが、テーマを決めたワイン試飲会がとても勉強になります。土壌に焦点を当てていたり、品種だったり、テーマは様々ですが、積極的に行きたい試飲会の一つです(フランスではないですが、新旧バローロ比較試飲会などもあって非常に良かった)
ワインは様々な国のものを揃えていますが、フランスだけでも結構多いです。もともとはドイツから始まっているようですね(稲葉のドイツワイン美味しいです)
フランスは、色々な地域のワインがありますが、ブルゴーニュは少なく、コート・デュ・ローヌ、ラングドックあたりが多い印象。ジュラやコルシカはなかったはず。
コート・デュ・ローヌだと、ラストー、ジゴンダス、シャトーヌフ・デュ・パプ、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・シニャルグ、リラック、タヴェルなどのアペラシオンが揃います。
コート・デュ・ローヌとラングドックの境目に位置するコスティエール・ド・ニームもありますし、ラングドックはミネルヴォワ、リムー、フィトゥー、コルビエールなどなど。
南仏から離れてロワールだとルイィやプイィ・シュル・ロワールもあります。
そしてどのワインも比較的リーズナブルなのが良い(でもワインの質に関してはかなりバラツキがある印象)
数少ないブルゴーニュは、昔訪れたことがあるジュヴレ・シャンベルタンのルネ・ルクレールを扱っています。
ルネ・ルクレールは以前は別のインポーターだったと思いますが、変わったのですね。
稲葉は特にナチュラルな造りを意識していないとは思います。ただナチュラルなものは分かるように明記されていますし、ビオワイン試飲会みたいのも昔あったように思います(行けてませんが、たしかやっていた)
アペラシオンのワインを多数持っていますが、アペラシオンに固執する感じはありません。どんなに良い土地でも、努力がなければ品質の高いワインを作ることが出来ないとか、ワインへの熱い情熱をもった生産者に出会った時の感動、などと書かれているように、造り手にフォーカスを当てている印象を受けます。
稲葉は名古屋に全商品が置いてあるショールームがあるみたいですね。それはとても楽しそう。いつか訪れてみたいものです。