コート・デュ・ローヌ〜Côtes du Rhône〜

クローズ・エルミタージュのワインの特徴

クローズ・エルミタージュ〜Crozes Hermitage〜

クローズエルミタージュリューディレピシェール16フェラトン

エルミタージュの丘を囲むように広がる広大な産地であるクローズ・エルミタージュ。11の村からなるクローズ・エルミタージュは、北ローヌで最大規模のワイン生産地です。

エルミタージュと名前が似ていて品種もシラーなので、似たワインの印象を持ちそうですが、結構違います。

クローズ・エルミタージュの品種

クローズ・エルミタージュも他の北ローヌのワイン同様、シラー種から赤ワインが造られますが、シラーに加えて15%までルーサンヌ、マルサンヌを加えることが出来ます。ルーサンヌとマルサンヌを使用した白ワイン少ないですがあります。

クローズ・エルミタージュの土壌

礫の多い粘土石灰岩質の土壌で、他の北ローヌのワイン生産地域とは違い、平坦な畑です(なだらかな斜面も)

レス(黄土)土壌もあり、ふんわりとして丸みがあるワインを生みます。

クローズ・エルミタージュの味わい

上記のような土壌から、クローズ・エルミタージュはフレッシュ感と軽やかさをもったワインが生まれます。まっすぐ細身で芯のあるワインを産むのがシラーですが、他の地域に比べるとふんわりとしつつ太めで幅があり、ゆっくりとした味の広がり。安定感があります。

北ローヌのシラーの中ではもっとも気楽に飲めるワインです。

クローズ・エルミタージュはお手頃な値段も魅力の1つです。割と高めのクローズ・エルミタージュもありますが、値段も安くクローズ・エルミタージュらしさがしっかりと感じられるタイプが魅力です(高いクローズ・エルミタージュはクローズ・エルミタージュらしさに乏しい印象。高級シラー路線になってしまいます)

パフォーマンスの良いエルミタージュとして紹介したカーヴ・ド・タンはクローズ・エルミタージュもとても良いです。協同組合らしい造り手の個性が出ないアペラシオンの魅力が詰まった一本です。

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ドメーヌ・コンビエのクローズ・エルミタージュ・ルージュ・クロ・デ・グリーヴは、クローズ・エルミタージュ南部、ポン・ド・リゼール内のモノポールです。名前の通り石垣で囲まれたクロです。この辺りは石灰が強くなり、クローズ・エルミタージュらしさは減少しますが質は高いです。カーヴ・ド・タンと比べてみても良いかもしれません。

同じくドメーヌ・コンビエのクローズ・エルミタージュ・ルージュ・キャップノールは北部、セールヴ・シュル・ローヌとジェルバンの区画で、少し花崗岩もあるレス土壌でふんわりです。クローズ・エルミタージュらしいワインです。

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コート・デュ・ローヌ地方のワイン産地⑦、クレーレット・ド・ディーの記事はこちらからどうぞ。

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