フランスのワイン産地の特徴(簡易版)
フランスのワイン産地のことを勉強したけど、結局どういう産地なんだろうという疑問が解決出来ない方のために、簡単に紹介します。
ブルゴーニュ
品格、淡く複雑。修道院的暗さ厳格さとジュラ紀の明るさのバランス。
ボルドー
しっとり優しさ、穏やかさ、グランヴァンは凝縮度が格段に増し、タンニンが強く濃いワインとなるが、基本的には硬いワインではない。
コート・デュ・ローヌ
北ローヌはシラーのまっすぐ芯のあるワイン。南ローヌはグルナッシュを主体とした柔らかく果実味ののったワイン。骨格を生む石灰が少ない。
ラングドック
強さ、ワイルドさがある。山側は特にそう。地中海側はしっとり、水平的。
ルーション
酒精強化ワインのイメージが強く、実際質は高い。ラングドックよりゆったりとしていて温かい果実味。
プロヴァンス
キリッとかっこいい味。都会的。暑い味ではない。
コルシカ
おおらかで力強い。果実味の豊かさ。優しいアジャクシオと、がっちりしたパトリモニオ。
南西地方
地味さ、素朴さ、地酒感。良い意味の普通さ。
ロワール
適度な品。かっこつけすぎない。
アルザス
カチッとした山の味。土壌が様々。フルーティで飲みやすいものも多いが柔らかいものは少ない。特にリースリングは固め。
ジュラ
ヴァンジョーヌのイメージが強い。そういったワインも独特な風味ながら美味しいですが、そうじゃないワインの方が土地が見えやすい。赤ワインは軽くて細やかな味わい(プールサール)。白ワインはブルゴーニュより大人しく近寄りやすい実態感。偉大とかそういう方向ではない。
サヴォワ
穏やかさ、しっとり。楽な感じ、作り込まない、アピールしない味。